ビール好きさん必見!こだわりのクラフトビールを堪能 ⭐︎五日市のビアバーshuwawa
投稿日:2019.05.24
最近、急に暑くなって、キラキラの瀬戸内の太陽に照らされて、夏がもう間近♪という感じがワクワクします。ビールが美味しい季節になりました。
今回は、ビール好きさんの心を鷲掴みにするお店を発見してしまったので、ビールの基礎知識と合わせて、ビール好き女子がご紹介いたします。
場所は五日市。以前はスナックか何かだったのかなぁ?というような作りのお店です。
ビールを飲むのは好きだけど、実はビールのことはよく知らないっていう方は多いのではないでしょうか。私も無類のビール党ではあったのですが、ビールのことはよく知らなかったのです。そんな方がちょっとだけ知識を増やして、ビールをより一層美味しく楽しめたらいいなぁと思い、ちょっと書いてみようと思います。
ビールを作ってみてわかった!!ビールの原料
私、実は海外在住歴が長く、シンガポールに住んでいた頃、ビールを作ったりしていた経験があったりするわけです。
一応デリケートな問題なので、ここに記しておくと、シンガポールは、ビールを作ることは違法ではありません。販売するためには政府に登録しなければいけないのですが、自分で作って楽しむためには特に資格が必要だったり、許可が必要だったりするわけではないのです。
(日本国内ではダメですよね?なので、シンガポールで作っていた頃の写真を使用いたしますね。)
さて、ビールの原料ですが、何からできているか、考えたことありますか?
色々あるのですが、まずは覚えていただきたい4大原料は、モルト(麦芽)、ホップ、イースト、水です。
モルトは、「麦芽」ともいい、発酵させた大麦のことです。
ホップは、ハーブの一種で、ビールの苦みや香りを付けます。アーティチョークのような形で可愛いです。
イーストは、「酵母」です。パンを作るときにも使う生きている菌ですが、ビールを作るときのイーストはパンを作るときのイーストとはちょっと違う種類です。イーストのお仕事は、糖質をアルコールと炭酸ガスに分解して分裂、成長していきます。これが所謂「発酵」です。
これ以外にも原料はあるのですが、まずはこの4つ。
そして、家庭でビールを作るときは、これらの原料がmixされている「ビールの素」が売っているのです。
私がお気に入りだったのは、こちらのThomas Coopersのシリーズです。
このmixiにモルトシュガーを投入!
イーストも合わせて、眠っているイーストを起こすように、ガシガシとかき混ぜます。
ビールの種類にもよるのですが、この日はIPAを仕込んだので、28度程度をキープして1週間発酵させます。この温度が高すぎると、酸味がつくことがあるのです。シンガポールの場合は、暑いので、多少の冷却が必要になります。
1週間後、醗酵の具合を確認してみます。
まず、エアロックから、気泡が出ていないことを確認。発酵している間は、ポコポコと気泡が出るのです。
そして、味の確認。試飲して、甘みが消えていればOK。
そして、比重計で計ってみます。
比重計とは液体の濃度を測るもので、特定の温度で水の比重を1対000として 対象となる液体の重さがどれくらいかの数値を表します。例えば砂糖やモルトエキスを溶かすと1対000の000の数値が変化します。
19リットルの水にモルトエキスなどを23kg溶かすとおおよその比重が1.035~1.042(醗酵前;初期比重)→イースが炭酸ガスとアルコールに分解することにより 水中の糖度が減り比重が軽くなります。
大体の目安として使います。
アルコール度数は、初期比重-終了比重=分解した糖分×50%→アルコール度数です。
2次醗酵のためにボトリングします。
このとき、炭酸を閉じ込めるために、カーボネーションドロップを入れます。
フレイバーをつけたいときは、この段階で、オレンジピールやレモンピールを入れてみましょう。
炭酸が入ると、ボトルがパンパンになるので、それで完成♪
ビールを作っていると、「糖類をたくさん使うんだなぁ〜〜〜」と思います。ケーキやクッキーを作っていても、その糖分の多さに驚くかもしれませんが、ビールも同じ。美味しいものはやはり糖分が多いってことですよね(笑)
クラフトビールって何??
ビアバーに行くとよく耳にする「クラフトビール」という言葉。一体どんなビールなんでしょう。これ、ちょっと説明しづらいのです。なぜなら、日本には明確な定義がないからです。なので、アメリカの事情を例に挙げることにします。アメリカでは、「ブルワーズ・アソシエイション」という協会が決めた条件があって、「小規模であること」「独立していること」「伝統的な原料や製法で作っていること」ということなのですが、これが日本に当てはまるということはないので、難しいですよね。日本では、どうやら、「大手のビールメーカー以外の小さい醸造所で作られるビール」と説明されていることが多いようで、最近よく見かける、ご当地ものの、「地ビール」という解釈がわかりやすいかもしれません。
でも、大手メーカーも最近ではちょっと珍しい副原料を使った独創的なビールを作ったりしていますから、考えれば考えるほど難しくなりますね。
というわけで、この辺にしておこうと思います。
結論!クラフトビールは、面白くて大好きです。
エールとラガーって何が違うの?
よく聞くけど、「エール」とか「ラガー」とかってなんなのでしょう?
これは、ビール造りのところでおはなしした醗酵に関係があります。
ビール造りにおける発酵は、「上面発酵」「下面発酵」「自然発酵」の3種類に分類することができます。私たちが飲んでいるビールのほとんどは、「上面発酵」「下面発酵」のどちらかで造られています。
上面発酵は、古くからのビールの造り方です。酵母が麦汁の表面に浮き上がっていくのでそう呼ばれています。常温〜やや高温で発酵し、発酵期間は3〜4日です。(その後の熟成期間は約2週間)
それに対して、下面発酵は中世以降始まった造り方です。酵母がタンクの底に沈んでいくのでそう呼ばれているのです。5度前後の低温で発酵し、発酵期間は7〜10日になります。(熟成期間は約1ヶ月)
日本ではラガーが人気がありますが、イギリスやベルギーではエールが主流で、ラガーが世界的に普及した後もエールが好まれてきました。のどごしが良くすっきり爽快、ゴクゴク飲めるのが特徴であるラガーに対し、エールには芳醇で濃厚な味わいと飲み応えがあります。
またその種類(スタイル)が多岐に渡り、様々なビールの個性や多様性を楽しむことができます。クラフトビールメーカーではたくさんのエールビールが造られており、近年では再びエールの人気が高まっています。
ヤッホーブルーイングの「よなよなエール」「水曜日のネコ」はエールビールです。
ピルスナーとかIPAってなぁに?ビールのスタイル
エールやラガーをさらに細かく分類した、ビールの種類のことを「スタイル」といいます。ビールのスタイルは多岐に渡り、その数は100種類以上にものぼります。用いる原料や醸造法によりスタイルは分類され、スタイルが違えば味わいもまったく異なります。 スタイルを覚えていくと、ビールの違いや特徴がわかるようになり、飲むのがもっと楽しくなります。
ピルスナーは、 ラガービールの一種です。他にもよく耳にする「ペールエール」「IPA」「スタウト」「バイツェン」なども、すべてスタイルのことなのです。
エールのスタイルで代表的なのはペールエール、IPA、スタウト、ヴァイツェン、ベルジャンホワイトなどなど・・・
ラガーのスタイルは、ピルスナーやシュバルツ、ボックなどをよく耳にするかと思います。
じゃ、何を飲もうかなぁ〜 今夜はすっきりピルスナーにします
世界中で飲まれるビールのうち、実に7割を占めるといわれるピルスナーは、1842年に現在のチェコのピルゼンで誕生しました。世界初の金色のラガービールと言われており、日本人がもっとも親しんできたスタイルです。
記事を書こうと思い立ったこの日はこの、チェコのピルスナーにしてみました。
ピルスナーの元祖とも言われる『ピルスナーウルケル』は、チェコのピルゼンでのみ醸造されているビールです。伝統的な「ハラディンカ」という注ぎ方で提供されるのが大きな特徴。伝統を守り、注ぎ手によって伝えられてきたビールは、ぜひ飲んでおきたい一品です。
ピルスナーグラスで出してくださいましたよ。
いろんなビールが楽しめるshuwawaってこんな店
shuwawaは、女性が一人で入りやすいお店を目指しているそうです。
お店には常連さんらしき方々が二人ほどいらっしゃいましたが、皆さんお一人で来て、ここで仲良くなったのだそうです。
各地からクラフトビールを仕入れて来てくれる個性的な女店主さんが、おしゃべりしてくれますよ。
また、お料理も日替わりで色々あるようです。
この日はタパス3種盛りをオーダーしてみました。
「嫌いなものとかないですか?」と気遣っていただき、腹ペコ具合も確認してもらって出て来たのはこちらです。
甘くないフルーティーなビールないですか?と聞いて出していただいたのが、この「しまのわビール」です
レモンピールの香りが爽やかでほんのりいい具合の苦味もあって気分にぴったり♪
他にも色々なメニューがあるのですが私は飲みたいものの雰囲気だけ伝えてビールの知識豊富な店主さんにオススメを出してもらうのが正解だと思うのです。
ビールとのペアリング、是非楽しんでみてはいかがでしょうか。
shuwawa
住所:広島県広島市佐伯区海老山町1-8 久保田ビル102
TEL: 090-8605-1100
OPEN: 月曜〜木曜 18:00〜1:00
金曜・土曜 18:00〜2:00
日曜日定休