納戸の使い方や間取りを解説!
投稿日:2020.10.15
「納戸」は、部屋よりは狭いけれど、クローゼットより大容量な収納ができるという特徴があります。
なんとなくあった方が便利かなと思って採用した納戸。
実際はうまく活用できていないという声を耳にします。
そこで今回は、納戸の特徴を踏まえた上で、荷物がすっきり片付けられるコツをご説明します。
これから納戸のある住宅を建てるという方も、ぜひ参考にしてみてください。
そもそも「納戸」とは?
画像:https://www.haseko-sumai.com/kurashi/archive/detail_445.html
「納戸」と表記されている間取り図を見ると、一部屋分位のスペースがあるようにも見えるかもしれません。
しかし、厳密にいうと納戸は、建築基準法で居室として認められていないスペースのことです。
居室として認められるには、採光や通風など一定の条件を満たさなければいけません。
広さに関係なく、窓がない部屋の場合には「納戸」もしくは「サービスルーム」と表記されます。
なお「クローゼットとどう違うの?」と思う人もいるかもしれませんが、納戸は人が歩き回れる程度のスペースがある空間のことを指します。
クローゼットの場合は、納戸よりも狭いのが一般的となっています。
間取り図で見ると、納戸は頭文字をとってNと略されたりS(サービスルーム)、GR、DEN、フリールームなどと表記されます。
例えば、リビング・ダイニングとキッチンの他に3室ある部屋のうち、1室が納戸の場合は、「3LDK」ではなく「2LDK+N」と表記されます。
納戸をサービスルームと呼ぶのには、部屋の雰囲気が洋風ならサービスルーム、和風なら納戸というように、イメージを重視して変えることができるため、
明確な区別がある訳ではありません。
最適な納戸の使い方3選
納戸とはどういうスペースなのかをお伝えしましたが、実際、そのスペースをどう使えばよいのか気になるという人もいるかもしれません。
ここでは、納戸の使い方を3つご紹介します。
1. 収納スペースとして使う
納戸は一般的に、日光が当たりづらいスペースとなっているため、日焼けさせたくないモノを収納したいという方におすすめです。
たとえば、日焼けを防ぎたい大切な衣類や常温で保存しておきたい食品などを長期間置いておくことができます。
納戸を衣類の収納場所として使う場合は、広さがある場合が多いため、ウォークインクローゼットのようにして使うことも可能です。
ウォークインクローゼットとして使用する際は、棚やハンガーラック、あるいは突っ張り棒を設置すると使いやすいです。
オフシーズンの衣類を収納する場所として使うだけでなく、毎日使用するクローゼットとしても十分に活用できるので毎日の着替えが楽に行えます。
また、奥行きがあり、広さにゆとりがある場合は、オフシーズンの布団や家具など併せて収納するのもおすすめです。
さらに、納戸は直射日光が当たりづらいため、食料の保管にも適しています。
食品類を蓄えるパントリーとして利用する場合は、棚やラックを設置すると使いやすいですよ。
納戸の位置や広さによって、収納できるモノが異なるため、位置と床面積を確認してから、何を収納したいかを考えて設計しましょう。
2. 書斎として使う
収納スペースとして使うイメージの強い納戸ですが、収納以外にも使い方次第で暮らしを豊かにすることができます。
たとえば、納戸内に照明をしっかり設置すれば、書斎として十分機能します。
ちょっとした書斎として使いたいという方におすすめです。
また、音楽が好きな方であれば、オーディオルームとして楽器を置いたり、アイロン台やミシンを置いて、家事の部屋やアトリエとして使用することもできます。
画像:https://suumo.jp/article/oyakudachi/oyaku/ms_shinchiku/ms_plan/nando/
3. 子どもの遊び場として使う
子どもの遊び場として利用することもできます。
床に柔らかなマットを敷き、オモチャを入れる棚やボックスを用意すれば、子どものプレイルームとしても機能します。
子どもの遊び場にする場合は、ドアを開けておき、見守るようにしましょう。
このように、納戸は収納スペースとしてだけではなく、部屋としても活用することができます。
ただし、部屋として使う場合は、内部にコンセントがあるかどうか、エアコンを付けられるかどうかもチェックしましょう。
使用目的を決める前にコンセントの有無とエアコンの設置が可能かどうか、そして照明の具合も事前に確認しておくことをおすすめします。
納戸の注意点とは?
使いやすい納戸とは、いかに物を出しやすく、しまいやすい構造をしているかということです。
天井は高さがある方が、空間を十分に使うことができます。
納戸の出入り口は、シェルフやラックから物を取り出す際に、引っかからずに取り出しやすく、入れやすいように、折れ戸よりも引き違え戸になっているものが適しています。
また、納戸にモノを保管したいという場合は、奥行きがある部屋よりも横に長い部屋の方が、何がどこに入っているのか一目で分かりやすいですよ。
間取り図では、納戸がどの位置にあるのかを確認しましょう。
窓がない納戸は特に、家の外壁に接している場所や北側にある場合は、寒暖の影響を受けやすいため注意が必要です。
壁際に物やタンスをすき間なく配置すると、結露によって家具の裏側や壁にカビが生えてしまうこともあります。
部屋と部屋の間など敷地の内部に配置しておくと、換気しやすくなります。
換気が不十分だと、保管しているものが傷みやすくなるため、小さくても窓を設けることをおすすめします。
除湿機を設置したり、カビ取り剤を置いたりして、湿気・カビ対策も行いましょう。
まとめ
納戸の使い方や注意点などをご紹介しました。
納戸は、建築基準法によって居室には数えられないものの、収納や書斎など、さまざまな使い方で暮らしを豊かにできるができます。
納戸は収納スペースだけではなく、書斎や子どもの遊び場のように普通に部屋として利用することもできるため、暮らしを豊かにしてくれます。
ぜひ一度、納戸のある住まいを検討してみてはいかがでしょうか?
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