持ち家の人の老後の資金っていくら必要?
投稿日:2020.09.29
人生100年時代と言われている現代、老後に必要な資金て不安になったことありませんか。
年金だってどうなることやら、貯金といってもどのくらい必要なのか実際わからないですよね。
現在持ち家なのか、賃貸なのか、はたまたローンが残っているのか、生活のスタイルや家族の構成、
地域によってももちろん条件は様々ですし、必要な資金額もかなり違ってくることはご承知の通りです。
今回は65歳で退職した場合、持ち家の人がいくら必要なのかを計算してみようと思います。
そして、仮に資金が不足した場合はどうしたらいいかを考えてみたいと思います。
老後の月々の支出は夫婦でどのくらい?持ち家の人の老後資金は2,000万円てホント?
2019年の総務省のデータを見てみると、65歳以上の世帯の毎月の可処分所得は月々21.3万円でした。
しかし、平均的な支出金額を見てみるとなんと月々24.8万円です。
驚くことに現在の日本の平均は赤字なんですね。
赤字って・・・(汗)どうしたらいいんでしょう。
この赤字分を埋めるために貯蓄を取り崩したり、資産の売却をしたりとしていくことになるんですよね。
毎月の収支は上記のようになりましたが、これをいつまで続けたら良いのでしょう。
・・・ってそれは占い師に聞いてもなかなか答えが出ないくらいの難問ですよね。
いつまで生きるのかということですもの・・・。
厚生労働省のウェブサイトで面白いデータを発見しました。
平均余命と言うのですが、厚生労働省が5年ごとに調査しているデータで、現在の自分年齢の平均的な余命が
どのくらいかと言うのを計算したものになります。
これによると例えば、現在50歳の男性の平均的な余命は38.07歳とありますから平均寿命は88歳くらいと言うことになりますね。
男性→男性平均余命
女性→女性平均余命
これをもとに65歳で退職してから人生100歳時代と言われるので100歳までの不足額、つまり必要な貯蓄額を単純に計算してみると65歳~100歳までなら35年間(420ヶ月)ですから、
420ヶ月×3.5万円(毎月の不足額)=1,470万円
となります。
老後の資金調達・不足額をどう埋めたらいいの?
単純計算ではありますが、老後資金の不足額がわかりました。
この不足額を埋めていく方法を考えていきたいと思います。
まず真っ先に思いつくのは、節約すること。
そして、退職後なので、仕事をするというよりは不労所得を得ることなどが考えられますね。
では、ここで持ち家の方ができるお金の調達方法をご紹介していこうと思います。
1:持ち家を売却する
売却すれば、一括で現金が手に入ります。持ち家を売却する際の注意点は様々ありますが、例えば、売却後の住居の計画も必要になります。
また売却で得た金額は譲渡所得となりますので、所得税や社会保険料などのお金のやりくりも注意していかないといけませんね。
2:社会福祉協議会の不動産担保型生活資金貸付(各都道府県で対応)
土地の評価額の7割程度を目安に、毎月30万円を上限として生活資金として、融資を受けられる制度があります。
条件としてある程度の要件があり65歳以上の住民税非課税世帯であることや推定相続人の中から連帯保証人を要求されることからなかなか利用されることはないようですが、
困った時には持ち家ならではの制度もあるということで心強いですよね。
3:持ち家を担保に資金調達できるリバースモーゲージ
この制度は、基本的には亡くなるまで元本を返済する必要がないそうですが取り扱っている銀行や信用金庫が少なそうです。
各金融機関による土地評価額の50~60%を目安に借りることができる制度です。
なんだか、不安が募ってきてしまいました
先が見えない将来。
人というのは生涯にわたって、不安と闘っていかないといけないものなのかもしれません。
しかし、先を見据えること、データに基づいて計画することは不安を軽減することになります。
人生何が起こるかわかりません。
今できることは、今できることをきちんとすること。
情報収集もその一つですね。
自分自身の状況をしっかりと把握し、自分にあった情報を得て、知識と生きる力、つまりお金を稼ぐ力を身につけていくことが大切なのではないかと思うのです。
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