折り上げ天井のメリットとは?
投稿日:2020.09.12
住宅を建てる際、間取りや設備にこだわりたいという人は多いですが、実は天井こそ「魅せる空間」を作れる場所の一つです。
住宅の天井には様々な種類がありますが、部屋を広く見せるデザイン性の高い「折り上げ天井」を取り入れてみることがおすすめです。
そこで今回は、折り上げ天井のメリットや注意点などをご紹介します。
折り上げ天井とは?
そもそも「折り上げ天井」とは、どんな天井のことでしょうか。
天井の中央部分を周囲より一段高く凹ませた天井のことです。
取り入れることで単調になりがちな天井の良いアクセントになり、より空間を広く魅せることができます。
一般的にリビングや玄関、和室などに用いられるケースがほとんどです。
あたたかいダウンライトの照明や、シャンデリアとも相性が良く、折り上げ天井をさらに引き立たせることができます。
照明を設置すると、部屋の雰囲気が大きく変わるためおすすめです。
折り上げ天井のメリットとは
折り上げ天井のイメージが膨らんだところで、実際に折り上げ天井を採用したらどんなメリットがあるのかをチェックしましょう。
メリット1.「魅せる空間」を演出できる
折り上げ天井の一番のメリットは、天井を高く広々とした「魅せる空間」を作ることができるということです。
高い天井を希望していたとしても、家によっては天井を低めにしか取れないというケースがあるかもしれません。
天井が低いと圧迫感があるため、どうしても部屋が狭く見えてしまうものです。
しかし、折り上げ天井はそんな短所をカバーしてくれるという効果があります。
また、狭い部屋の場合、天井が高すぎると密閉感を倍増させてしまうこともありますが、折り上げ天井を利用することにより、バランスの良い空間に作り上げることができます。
照明やアクセントクロスを上手に配置することで、より開放感を出すことができます。
メリット2. 個性的でスタイリッシュな部屋になる
一般的によく用いられる平天井よりも、折り上げ天井はスタイリッシュな感じを生み出してくれるということも嬉しいポイントの一つ。
折り上げ部分の形も四角形や楕円形など、家の雰囲気に合わせて選ぶことが可能です。
さらに、シーリングファンやアクセントクロス、化粧梁を取り入れてみるなど、天井にデザイン性を持たせることで、個性的で自分だけのお気に入りの空間を作ることができます。
オリジナルのアイディアを取り入れながら自由にプランニングして、世界に一つだけの部屋で生活してみましょう。
メリット3. 採光が取りやすい
折り上げ天井は、リビングや玄関などの比較的大きな空間に用いられるケースが多いため、比較的、他人に見られやすい場所でもあります。
家族団らんに使われたりする場所なので、照明はもちろん、明るい空間を作りたいと思っている方も多いかもしれません。
折り上げ天井を作る位置にもよりますが、天窓や高窓で採光をしやすいのもメリットの一つです。
日中は照明をつけなくても、自然光で十分明るさを取ることができるため、開放感のある明るい部屋にすることができます。
メリット4. コストが比較的安い
折り上げ天井は「デザイン性が高い分、高価格」だと思う人もいるかもしれませんが、実は比較的コストが安価なことも魅力の一つ。
部屋の広さや設計にもよりますが、ほとんどが追加10万円以下でおさまります。
間取りを変えることなく部屋の雰囲気をがらっと変えることができるため、リフォーム時に取り入れる人も多いようです。
メリット5. 和室でくつろげる空間を
和室の折り上げ天井の場合、ペンダントライトを吊り下げると落ち着ける雰囲気の良い空間になります。
特に、和室は座って過ごすことが多い場所。
中央にはローテーブルを置くという人も多いため、大型のペンダントライトを吊り下げても邪魔に感じにくいのがメリットです。
落ち着いて過ごしたい和室にはぴったりの空間となることでしょう。
折り上げ天井の注意点
次に、知っておきたい折り上げ天井の注意点をご説明します。
後悔しないためにも、ぜひ確認して下さい。
注意点1. 掃除がしづらい
家の設計やレイアウトを決める時、「掃除のしやすさ」を考慮して選ぶ人も多いかと思いますが、折り上げ天井は掃除がしづらいというデメリットがあります。
折り上げた部分にはホコリが溜まりやすく、角部分が多いために通常よりも手間がかかってしまうため、デザインによっては、汚れが見えてしまうこともあるかもしれません。
また、天井が高いため、女性や高齢者だと掃除自体が困難になり、デザイン照明やシーリングファンなどの掃除となると、かなりの時間を費やすことになってしまいます。
自分のライフスタイルに合わせて考えるということも大切なポイントです。
注意点2. 高くしすぎるとバランスが悪くなる
「折り上げを高くした方が部屋がさらに広く見えるのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、極端に折り上げてしまうと部屋のバランスが悪くなります。
そのような失敗を防ぐには、部屋の広さや、窓の大きさと位置を確認して、部屋全体のバランスを見ながら上げ幅を擦り合わせていく必要があります。
折り上げ天井を具体的にイメージできない場合には、知識のあるプロに相談してみましょう。
注意点3. 上の部屋の天井高が低くなる可能性も
日本の建築基準法では、天井高は210cm以上に設計するというルールがあります。
一昔前の天井高の平均は220cmほどでしたが、現在の洋室メインの家の場合には、240cm前後が増えてきました。
しかし、折り上げ天井の場合、折り上げた部分が240cm以上になってしまうケースがあり、設計によっては、上の部屋の天井高が低くなる可能性も考えられます。
そのため、影響があるかを事前に確認しておきましょう。
折り上げ天井でワンランク上の家作りを
スタイリッシュでおしゃれなイメージの折り上げ天井は、見た目はもちろん、機能的なメリットがたくさんあります。
新築の場合にはもちろん、リフォーム時にも比較的取り入れやすい方法です。
今回、折り上げ天井を上手く活かすアイディアをご紹介しましたが、折り上げ天井の形や取り入れ方は人によりさまざま。
オリジナリティーを出しやすいため、こだわりの家を作りたい方は、ぜひ選択肢の1つに加えてみて下さい。
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