室内ドアの種類と特徴を徹底解説!
投稿日:2020.08.11
みなさんは、室内にどのようなドアを採用しましたか。
開き戸や引き戸など、「ドア」と言ってもさまざまな種類がありますよね。
「今使っているドアが壊れてしまったから取り替えたい」
「古くなったドアを新しくしたい」
という人もいるかもしれません。
でも実は、室内ドアにもそれぞれ適した採用方法や使い方があります。間違ったドアを採用してしまうと逆に危険にもつながってしまうため注意が必要です。
そこで今回は、室内ドアの種類とその特徴についてご紹介します。
使用箇所にあった適切なドアを採用し、住みやすい家にするための参考にしてください。
室内ドアリフォームのポイント
まずは、室内ドアをリフォームする際に注意しておきたいポイントをいくつかご説明します。
室内ドアのリフォームは
「ドアのみを交換する」
「ドア枠とドアを交換する」
「ドアの開き方から変える」
という3種類に分けられます。
ドアのみを交換するという場合には、枠と新しいドアの色やデザインが合うよう配慮することが大切です。
ドア枠ごと交換するリフォームで、ドアのサイズを大きくしたいという場合には、廊下や周囲の壁にぶつからないよう、サイズを調整しましょう。
室内ドアの種類
室内ドアについて説明します。
自宅の部屋や設置場所別に、開き戸と引き戸のどちらが向いているかをチェックしてみてください。
●開き戸の特徴
開き戸は引き戸などに比べて遮断性、気密性が高いという特徴を持っています。
室内ドアの中でも、一番ポピュラーなドアで、部屋や場所は特に選びません。
しかし、ガラス部分が大きいものは、子どもが騒いで割ってしまう危険性があるため、子供部屋に使用するのは避けることをおすすめします。
また、廊下や別の部屋の明かりが遮断できず、眠りを妨げてしまうため、寝室にも不向きと言えます。
逆に、リビングと廊下の間などに、ガラスを取り入れたドアを採用することで、圧迫感のない空間にすることができます。
開き戸のデメリットとしては、扉の大きさの分だけ室内や廊下に開閉スペースが必要という点です。
また、開いた時の扉の裏など、電源スイッチの位置しだいで生活しにくいケースがあることや、階段付近では、近くに人がいることに気が付かず開けてしまうなど、
落下の危険性があるため、考慮した設計にする必要があります。
●引き戸・吊り戸の特徴
「引き戸」は、扉を右または左に並行移動させて開閉するタイプのドアのことです。
開き戸とは違って、前後に空間が必要ないため、開閉スペースが確保しづらい場所に向いています。
敷居ついたものが引き戸、上から吊るしてあり、床面にレールがいらないものが吊り戸と呼びます。
引き戸のメリットは、開いた状態で邪魔にならないということと、開閉に際して前後の移動がないため、車いすでも通りやすく、バリアフリーに適しているということです。
開き戸と違い、前後に開閉のスペースも不要という点もメリットと言えるでしょう。
一方で、遮断性や気密性は低いというデメリットがあるため、和室にあるふすまを撤去し、つまずきやすい段差を解消して引き戸にリフォームするなど、
比較的大きな空間を可変的に区切るような役割に適しています。
また、引き戸には下レールと上吊りのタイプがありますが、上吊りはレールがないため床をよりフラットにできるかわりに、気密性がさらに低くなってしまうので、
導入する場所によっては注意が必要です。部屋と部屋の仕切りなどに一時的に使用することをおすすめします。
●機能ドア(防音・通風・ペット仕様など)
開き戸や引き戸などの、一般的な居室に用いられる建具のほかに、さまざまな機能や特徴を持つ機能のついたドアをご紹介します。
- 音に配慮した扉
一般的な住宅の音楽ルームやリスニング室などに向く、防音ドア商品の種類もデザインも豊富になってきました。
本格的な機能を持つものだけではなく、生活騒音が気にならない程度の遮音・防音効果のある建具もあるため、細かい目的に合わせたドアを選ぶことができます。
ピアノ部屋や寝室、書斎やトイレなどは、防音機能のあるドアが適しています。
- 通風、換気が可能な扉
家の中に、風の通り道を確保することができるドアを採用する人も多くみられます。
ルーバーなどの通風機能を組み込んだり、欄間を組み合わせることが可能なタイプであれば、扉を閉めたままでも風を取り込むことができます。
- ペットドア
室内で飼う犬や猫など、ペットが自由に行き来できるように、ペット専用の小さなくぐり戸がついているタイプのドアがあります。
たくさんペットを飼っていて、老後はペットたちと余裕のある生活を送りたいという人におすすめです。
ペットが出入りするたびにドアを開閉する必要がなく、開放的な空間の中でペットと時間を過ごせるというメリットがあります。
- ユニバーサルデザイン
高齢の人や小さな子どもでも使いやすく、安全性が重視されたドアも豊富になってきました。
連動タイプの引き戸は、車椅子でも開閉しやすく、床面がフラットになる上吊りタイプは、車椅子も通りやすく、つまづく心配がありません。
また、わずかに開けば自動で全開し自動で閉まる機能や、自動でゆっくりと閉まる機能を持つ扉もあり、閉め忘れを防ぐだけでなく、閉まる時の衝撃音を押さえるという効果もあります。
高齢者の人の部屋や開け放しが気になるダイニングやキッチンなどに適しています。
まとめ
最近では、リフォーム時に設置しやすいドアも増えてきました。
既存の開口部に後からでも施工しやすく、空間に馴染むような工夫を施したものや、施工が簡単で工期も短くて済むものなどがたくさんあります。
高さや幅を現場で調節しやすい種類、開口部があれば取り付けが可能なアウトセットタイプの扉などもあり、開き戸から引き戸へ、または折れ戸への変更も可能なタイプもあるので、
目的に合ったものを採用しましょう。
室内ドアは、間取りプランやインテリアと大きく関係するもの。
使い勝手や空間イメージへの希望など、設計段階から早めに伝えておくことが重要なポイントです。
カタログだけでなく、ショールームで素材感や使い勝手を実際に確かめたり操作してみて、重さや開閉音なども確認しておくと、後悔のない最適なドアを選ぶことができます。
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