リフォームと建て替えどっちがお得?
投稿日:2020.08.08
「家が古くなってきたから、思い切って新しくしたい」
「親戚から家をもらったけど間取りを変えたい」
と考えている人もいるかもしれません。
そんなときに悩んでしまうのが、建て替えか全面リフォームどちらを選択するかということ。
そこで今回は、全面リフォームと建て替えについてご説明します。
住宅診断で家の状態を確認しよう!
木造住宅の寿命は約30年といわれています。
しかし実際には、個々の家の寿命は構造材の耐久性や設計士の腕、またその後のメンテナンスの状態で大きく変わります。
築30年未満でも取り壊したほうがいい物件もあれば、築50年経っていながらまだ居住可能な物件など、住宅によって様々です。
最初から迷わず建て替えると決めている場合は特に問題ありませんが、リフォームか建て替えかを迷ったとき、まず必要なのは「住宅診断」をして家の現状を正確に知ること。
リフォームの方針を決めている場合には、耐震リフォームを含むフルリフォームがいいのか一部だけのリフォームでも問題ないか、その程度を見極めるために住宅診断が必要となります。
全面リフォームと建て替えのメリット・デメリット
全面リフォームと建て替えの、それぞれのメリット・デメリットをご説明します。
●全面リフォームのメリット
- 総体的な費用が建て替えよりも抑えられる
- 思い入れのある住まいを壊さずに使い続けられる(既存の梁や柱、土台を活かしてリフォームすることができる)
- 産業廃棄物が少ないため、処分費が抑えられる
- 各種税金(不動産取得税、固定資産税、都市計画税、登録免許税など)が軽減される可能性あり
●全面リフォームのデメリット
- 大きな構造の変更は難しい
- 建て替えに比べると自由度が減少
- 建物の老巧化・劣化加減、住宅に欠陥があった場合は費用が高額になる
- 理想を追い求めることで、追加費用が必要となる場合がある
●建て替えのメリット
- 間取りや設備などの不満を解消することが可能
- 検査済証が行政からおりるため、安全性が保証される
- 地盤改良などの地震対策が比較的簡単に対策できる
●建て替えのデメリット
- 総体的な費用がリフォームよりも割高になりやすい
- 廃棄物が多く処分費が高額になる
- 仮住まい探しや引っ越しが必要となるため、費用がかかる
- 工事期間が長いため時間がかかる
- 各種税金(不動産取得税、固定資産税、都市計画税、登録免許税など)が発生する
- 法律によって、建て替え不可能なケースもある
全面リフォームにするか建て替えにするか迷う人が多いかもしれませんが、まずは家の状態を知ることから始めましょう。
また、メリットとデメリットを把握し、今の住まいの状態や家族の理想の形、今後の暮らし方や予算面の問題など、総合的に判断することが大切なポイントです。
こんな場合は建て替えがおすすめ!
リフォームにするか建て替えにするかは、住宅の状態によって大きく異なります。
建て替えがおすすめな中古住宅の状態や家庭の状況について解説していきます。
■中古住宅が築30年以上
お伝えしたように、日本の木造住宅の寿命は一般的に築30年と言われています。
そのため節目となる「築30年」に家を建て替える時期を見極めるひとつの目安となります。
■希望する間取り変更がリフォームでは実現不可能な場合
子ども部屋を作りたい、増築したいなどの新しい家に望むプランがリフォームでは実現することが難しいというケースがあります。
こういった場合には、建て替えにより希望通りの家を設計することをおすすめします。
■今後30年以上住み続ける予定
小さな子どもがいる家族など、転居することなく長く住み続けていく予定がある場合は、建て替えがおすすめです。
築30年以上の家をリフォームしたとき、家の寿命は伸びますが、さらに30年長持ちさせることは難しい場合がほとんど。
こういった場合は、建て替えを選択すると長く住み続けられる家を持つことができます。
30年以上前と比較して現在の住宅の建築技術が向上し、性能も格段に上がっています。
そのため、もし予算があるのであれば、最新性能の家を新築すると、住み心地の良い家に長く住むことができます。
そして最近の注文住宅は「長期優良住宅」として60年~100年住むことが可能と言われています。
今回は建て替えを選択し、その後はメンテナンスやリフォームをしながら長く住むといったライフプランを立てる人が今後増えていくでしょう。
■全面リフォームの費用が新築費用の70%以上となる場合
全面リフォームの見積もりをとった際に、費用が新築費用と比較して約70%以上位になる場合は、費用の安さというリフォームのメリットをあまり享受できないため、
建て替えを選択することをおすすめします。
■地盤に不安がある
最新のハザードマップを確認して、地盤に不安があることが判明したら、軟弱地盤改良が必要です。
このような場合は一度建物を解体し、地盤改良工事を行ってから新規で家を建てれば安心して住み続けることができるでしょう。
こんな場合は全面リフォームがおすすめ!
予算が少ないとき以外にも、建て替えよりリフォームのほうがおすすめというケースがあります。
こんな場合はリフォームがおすすめ!
■2000年以降の最新の耐震基準で建てられている
新耐震基準は1981年以降に実施され、2000年以降さらに厳格化されました。
2000年以降に建てられた家は最新の耐震基準を満たしているため、耐震性能の確保が可能です。
こういった場合は、内外装や水回りの不満を解消しつつまだ使用可能な家を活用していく全面リフォームを行いましょう。
■古い建物に思い入れがあるため、残したい
築年数が30年以上の日本家屋をリフォームすることにより、魅力的な空間に生まれ変わらせることができます。
太い床柱や梁などを残しつつも新しい建物には出せない風情を演出することが可能です。
愛着のある古い家の玄関ホールなど、一部分だけを残してリフォームする人が多いです。
■予算に限りがある
限られた資金で家を住みやすくしたいという場合には断然リフォームをおすすめします。
全面リフォームであっても、建て替えよりはかなり費用を抑えることが可能です。
さらに、資金が少ない場合は予算の範囲内で可能な部分のリフォームのみを行うことができます。
■仮住まいの期間や引越しが難しい
施主が高齢だったり健康上の問題があり仮住まいや引越しに負担を感じる人は、生活上の負担が少ないリフォームをおすすめします。
住み慣れた家に居住を続けながら家全体を段階的にリフォームしていくことができるため、負担を最小限に抑えることが可能です。
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