ニッチを上手く使ったおしゃれな家づくり
投稿日:2020.08.05
壁の一部にくぼみを作り、飾り棚にしているのを見たことがある人も多いのではないでしょうか。
部屋側に出っ張らないため、壁内部にスッキリと物を飾ることができる便利でおしゃれな設計。
この棚のことを「ニッチ」と言います。
ニッチに、海外の雑貨やペットの写真を飾るだけで、お部屋の印象がワンランクアップして見えます。
ニッチは、アイディア次第でインテリアの可能性を広げてくる優れもの。
そこで今回は、ニッチの便利な使い方や、ニッチを活用する方法などをご説明します。
ニッチの名前の由来
「ニッチ」という名前は、もともと「隙間」や「くぼみ」という意味を持ち、建築では壁の一部にくぼみを作り、飾り棚や収納にしたもののことを言います。
飾り棚を設置すると、壁面から数センチ~数十センチ出っ張りができてしまうためスペースが部屋のスペースが少し狭くなってしまいます。
一方、ニッチは壁をへこませて作るため出っ張りがなく、場所を取らずに便利なスペースができることから、人気を集めています。
飾り棚として作る場合、ニッチの中にダウンライトや間接照明を入れたり、コンセントを入れたりするとお部屋の印象がワンランクアップしますよ。
収納目的で作るという場合には、ニッチの中にポールを入れてS字フックをいくつか吊るしたり、扉をつけて中を見せないようにしたりと、
日々の生活に馴染むようにデザインしていくことをおすすめします。
おしゃれなニッチの共通点
まずはじめに、ニッチに何を置くのか考えることから始めましょう。
オシャレなカフェやレストランにあるニッチはどのようなデザインになっているか、雑誌やインターネットでリサーチしてみるとイメージが湧きやすいのでおすすめです。
本棚として実用的に使用したり、部屋のアクセントとして使用したりと様々な活用法がありますが、実は素敵なニッチには共通点があるんです。
それは「余白を持たせる」こと、「統一感を出す」ということ。
例えば、本棚としてニッチを使用したい場合は、洋書や表紙がオシャレな雑誌数冊だけを選別し、洗練されたデザインのブックエンドを用意して、
ニッチの中に詰めて本をしまうことのないように気をつけましょう。
また、並べる本は似たような高さの本だと、統一感が出ます。
こだわりの強い人の場合は、壁の色と比較しアクセントになるようなブックカバーをかけてる人もいます。
なるべく、壁のデザインとマッチした色合いにすると自然とおしゃれな空間ができます。
空いたスペースには小さな観葉植物を置くと、バランスが良くインテリアとしての本の魅力もアップするのでおすすめです。
空間ごとのニッチの使い方
ニッチは、設置場所によって、置くものを変化させた方がよりオシャレな空間を維持することが可能です。
そこで、空間ごとにおすすめなニッチの使い方についてご説明します。
●玄関にあるニッチ
玄関は臭いや湿気の溜まりやすい場所として知られています。
消臭・脱臭しながらニッチを活用したい場合は、ルームフレグランスを置いて、デフューザータイプやアロマキャンドルなどをウェルカムフレグランスして置いてみると
来客の際にも喜ばれます。
市販の湿気防止剤や消臭剤をさりげなく置きたい場合はなら、脱臭剤を見せないように装飾品をレイアウトすると生活感がなく、統一感が出ます。
来客時に、ゲストが楽しめる季節のアイテムを混ぜると、よりリラックスできる空間になりますよ。
なお、ニッチそのものをマメにメンテナンスができなければ、観葉植物よりもアイアン製や木製のアイテムを組み合わせてシンプルに装飾すると和モダンな空間にすることもできますよ。
季節や、気分によっても変えてみるといいかもしれません。
●リビングにあるニッチ
リビングは一日の中で長く過ごす空間のひとつ。
ソファーを置くのであれば、座った状態で目線が来るところにはシンプルなアイテムを起いたり、目線より少し低いところに設計するのをおすすめします。
目線に直接圧迫感のあるアイテムが入らないよう配慮することで、生活感の少ない洗練された空間を演出することが可能です。
●廊下にあるニッチ
階段下や廊下はリビングや玄関をつなぐ動線となるため、リビングなど隣接するスペースと統一感を持たせたアイテムを置くとより自然な空間になります。
廊下にあるニッチは、収納目的というよりはデザイン重視で設計する人が多い傾向があります。
ニッチを設計するメリット
ニッチのメリットはどのようなものがあるのでしょうか。
- 出っ張りが少ないため、室内のスペースを広く活用できる
なんといってもニッチの良いところは、壁をへこませて作るために空間への圧迫感が少ないということ。
歩いていたら、棚にぶつかってしまった、という心配もありません。
- 存在だけでおしゃれな空間になる
階段や廊下などの空間に縦長の細長いニッチを連続して作り、中にミニダウンライトをいれるというデザインもあります。
何かを飾らなくてもニッチの存在だけで十分おしゃれな空間を作ることができます。
- オリジナル性が高いため、自由度がアップする
ニッチは
「インテリアについてあまり詳しくない」
「おしゃれな空間づくりに自信がない」
という人であっても、観葉植物を置くだけで簡単におしゃれな空間にすることができます。
ニッチのデメリット
ニッチにはメリットもある一方で、実はデメリットもあるんです。
- 壁厚以上の奥行きは作れない
ニッチを作る際に重要なポイントとなるのは壁の厚みです。
奥行きが欲しいニッチを作る際にはわざと壁の厚みを厚くする場合もあります。
通路幅が狭くなったり、壁を厚くすることによって圧迫感が出たりするケースがあるため、ニッチを作ろうとしている箇所の壁の厚さやをあらかじめ確認しておきましょう。
- 外壁面に接している壁や耐力壁には作れない
外壁面に接している壁の場合、断熱材が入っているため、壁を凹ませてつくることはできません。
また、耐力壁といって構造上家を支えている壁面は凹ませることで薄くなり役割を果たせなくなるため、ニッチを作りたい場所の壁がどういう役割をになっている壁面かどうかを
設計士さんに確認してもらいましょう。
- 飾る内容によっては地震対策が必要なものも
飾りたいものにもよりますが、花瓶や陶器などの小物をディスプレイする際は、地震などで小物が転倒し、床に落ちて割れてしまう可能性もあります。
ディスプレイした時に滑り止めなどのシートを貼って、ある程度の揺れでも小物類が転がったり落ちたりしないよう対策すると安心ですね。
まとめ
いろいろな使い方や飾り方で日常を楽しむことができるニッチの世界。
レイアウトを考えるだけでワクワクしてきます。
ニッチの良さは、何といっても気軽にインテリアを楽しめるということ。
絵や写真を飾ったり、アロマキャンドルや植物を置いたりと、より一層、暮らしを豊かにしてくれることでしょう。
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