山の近くか海の近く。どちらの家に住む?
投稿日:2020.07.16
日頃の疲れを癒したり、日常の忙しさを忘れたりするために自然の中に住みたいと考える人が増えてきました。
どんなに文明が進化し、身の回りに機械が増えたとしても、人間が自然界のなかのひとつの生き物であるという事実は変えられません。
壮大な山や広大な海に惹かれ、四季折々にみせる自然の姿に魅せられるというのも当たり前のことです。
都会の喧騒を離れ、豊かな自然のなかで暮らしたいと願う人も多いですが、都会とは生活環境が全く違うエリアで生活するのは容易なことではありません。
もしその家に長く住み続けるとなるとなおのことです。
そこで今回は、都会への通勤圏にある「山沿いの街」「海沿いの街」を念頭に、それぞれの違いを解説していきます。
●海沿いの家の魅力
海の近くに住む最大の魅力は、家にいながらも潮風感じるリゾート気分が味わえることです。
マリンスポーツが盛んな地域ではサーフィンやダイビングを手軽に楽しむことができます。
クルージングで新鮮な魚介類を味わうなど、贅沢なライフスタイルを送ることができます。
海水浴場やレジャーを楽しめるようなスポットも多くあるため、日常生活を送る上で比較的便利な環境が整っているとも言えます。
●山沿いの家の魅力
山の近くに住む一番の魅力は、緑豊かな自然を堪能できるということ。
四季折々の良さを楽しめる広めの庭で新鮮な空気を吸う生活は健康的な面でも良い影響が期待できます。
趣味のガーデニングや家庭菜園を楽しんだりと、日常が豊かになります。
また、海に近い環境であれば、山沿いの家から海を見下ろせるという憧れのロケーションに身を置くことができます。
違った環境ながらも自然を存分に満喫できる「山沿いの家」「海沿いの家」ですが、だからこそ注意点もあります。
長く暮らす住まいづくりにはとても大切ですので、リスクをしっかり把握しましょう。
「山沿い」「海沿い」の気をつけたいポイントをご紹介します。
「山沿いの家」の注意点
山沿いの地域の場合、買い物できる施設は少ないエリアが多く、また公共交通機関が充実しているところは多いとは言えません。
そのため、車が必要となり、そのため駐車場などの環境の整備についても考えて置くことをおすすめします。
自然災害の面で考えると、山沿いの住宅には場所によって「土砂災害」のリスクが高くなります。
土砂災害のリスクを抑えるためには、土地選びの際にしっかりとチェックをすることと、土地に合わせた家づくりを設計することが必要です。
土地探しの際に危険区域に入っていないかを確認することも可能ですので、事前にチェックしておきましょう。
「海沿いの家」の注意ポイント
海沿いの地域は、レジャースポットへの近さによっては観光客などの影響を受ける可能性があります。
シーズン期は特に人が多く集まることにより、日頃使用している施設が混雑したり、また車での渋滞に巻き込まれたりということが多くなります。
そして何より注意したい点が「塩害」です。
塩害で洗濯物に塩成分が付着したり、住宅や車などが錆びやすくなったりするなどのデメリットがあります。
家づくりの際に塩害対策をしっかりと取り入れることで、被害を軽減するための対策を取りましょう。
災害の面では、台風による強風や地震での津波などのリスクが考えられます。
海の近くであったとしても少し高台の場所に建築するなど、リスク視野に入れて対策をとることも大切です。
観光地かどうかで利便性が分かる山沿いの街でも有名な観光スポットがあれば人が集まり、商業施設やレストランも密集します。
しかし、集客要因がない街の場合には外部からの流入が少なく、商業施設なども圏域内に住む人の需要を満たす最小限のものにとどまる傾向があります。
一方で海沿いの街は、とりたてて有名な観光スポットがなくても、とくに夏場は若者を中心に人が多く集まりやすい傾向があります。
街全体が観光地化あるいはブランド化しているケースもあるため商業施設なども多くなるほか、おしゃれなレストランが立地するようになります。
利便性の面では都会と大きく変わるということはないケースが多いです。
選択のポイントは休日の過ごし方
「山沿いの街」や「海沿いの街」に暮らしていたとしても、平日は会社との往復だけ、休日は家で一日中寝ているというのではもったいない気がします。
家族の普段の生活に加え、自分が休日に何をしたいのかによって街選びも大きく変わります。
ただ散歩をするだけでもそれなりに楽しみはありますが、積極的にアウトドアを楽しみたいという人であれば、トレッキング(山歩き)やハイキング、野鳥観察、軽登山、森林浴、川釣り、
カヌー、渓流など、趣味が広がりそうです。
陶芸や星空観察の趣味のために移り住む人もいます。
一方で、海沿いであればサーフィンやボディボード、ダイビング、ヨットなどのマリンスポーツや海釣り、船釣りなどが楽しめます。
これらは都会に暮らしていても楽しむことができるものの、夫婦で、あるいは子どもと一緒になって日常的に楽しもうと思えば、やはり自然の中で生活するに越したことはありません。
また、山沿いか海沿いかによって食生活の変化もあります。
海沿いであれば新鮮な海産物が豊富なことが多く、一般客向けの直売所を併設した市場などが近くにあれば、日常的に新鮮な魚を手頃な価格で味わえます。
港が近いエリアなどであれば、その日に獲れたばかりの魚や、お店の大将が自ら釣ってきた魚を出してくれるような食堂もあります。
一方で、「清々しい空気のなかで暮らしたい」「清流の近くに住みたい」「川のせせらぎを聞きながら眠りたい」などの要望は、山沿いでこそ叶えられるものです。
本格的に家庭菜園や園芸に取り組みたいという場合も山沿いのほうが有利となります。
海も山もそれぞれ違った魅力がある
海を選んだ人は、海から見える景色に癒されたいという声や美味しい食べ物などが食べられるといった魅力があり、山には静かに過ごせる生活を送ることができます。
しかし、どちらの環境でも自然災害の不安はあるようです。
海には津波の心配があり、山には土砂崩れや害虫による被害に不安を感じる人もいます。
都会暮らしから田舎に移り住む場合は、そんなに簡単なことではないかもしれません。
しかし一度きりの人生、好きなところに住みたいですよね。
お伝えしたメリットとデメリットを考慮して、自分に合った場所を選びましょう。
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