注文住宅の値引き交渉はできるの?交渉のコツ
投稿日:2020.08.17
住宅というのは、人生で一度と言われる大きな買い物。
なるべく安く建てたいと考える人も多いです。
家電製品などを値切るときのように、住宅の購入でも値引き交渉は可能なのでしょうか。
また、住宅を安く建てるための方法として値引き交渉以外にどんな方法があるのかという疑問を抱く人もいます。
今回は、そんな住宅の値引き交渉のコツや、コストを抑えながら満足のいく家にするためにはどうしたらいいのかについてご説明します。
注文住宅の値引きは可能!
一般的に「注文住宅の値引きはできない」と言われてますが、実は注文住宅も値引きは可能なんです。
相場としては数10万円~100万円前後ですが、運がよければそれ以上の値引きもできます。
ハウスメーカーであれば、価格の1割近い額の値引きの可能性もあるそうです。
値引き相場の数10万円~100万円でも違えばローンの返済の数ヶ月分になる場合も考えられます。
浮いたお金で家具や家電が買えたり、将来のために貯金ができたりとメリットがたくさんあるため、引いてもらえないよりは、価格を少しでも下げてもらいたいですよね。
ただ、あまり無理な値引き交渉はおすすめしません。
その理由としては、注文住宅の場合は一から家を建てるため、もし予算に大きな値引きがあった場合、その分を材料の質を落したり工期を短縮したりして調整されてしまう危険があるからです。
確実にできる値引きの数字を考え、無理のない交渉でスムーズな流れで話を進めることが重要なポイントです。
注文住宅の値引きが危険な理由
家づくりを一から進めていく注文住宅は、中古物件のようにすでにある住宅を買うのではありません。
設計事務所やハウスメーカーと契約したあとに、住宅の建設が始まります。
そのため、値引き交渉をした結果、家の品質が下がってしまう可能性があります。
値引き交渉自体は可能ですが、無条件で応じてくれることはほとんどなく、また値引きによる品質低下の危険もあるため、注文住宅で値引き交渉をする際には注意が必要です。
注文住宅で値引き交渉をした際に、最初に削られる費用は材料費。
少しでも安く建てるために、安い金物や材木が使われます。
中には、悪質な資材が使われたり、現場での手抜き工事を誘発したりすることもあるため、予算を削ることだけを考えた値引き交渉には気をつけましょう。
見積もり上は同じであったとしても、材木屋で売れ残ったクセの強い材木や、製材したばかりで含水率の高い材木が使われてしまうと家の出来に跳ね返ってきてしまうので、本末転倒です。
金物に関しても、図面では同じように見えて、実は規格がバラバラになっているという可能性があります。
しかし、たとえ安い材木や金物を使ったとしても、法律上は問題ないんです。
しかも、劣悪な材木や金物は、現場で作業する大工にとっても扱いが難しく、家づくりの精度にも悪い影響を与える可能性があると言われています。
安い材料の上に仕事の精度も良くないとなれば、長く住み続ける上で不安が募ってしまいます。
安全に価格を抑えるコツ!
では、安全に価格を抑える方法はあるのでしょうか。
注文住宅での値引き交渉には「プラン変更による価格調整」という形をとりましょう。
プラン変更による価格調整の方法とは、見積もりが希望の予算を超えていた場合に検討する「プランの調整」です。
注文住宅の見積もり項目はたくさんあり、プランの仕様を細かく調整して必要のないオプションを削除していくだけで、かなりのコスト削減につながります。
また、プラン調整によるコスト削減は、正当な理由があるため、値引き交渉のように家の品質を損なう危険もなく、安全性が高くなります。
複数の会社から見積もりを取り、納得のいく会社を見つける
注文住宅では、依頼する工務店やハウスメーカーによって価格が大きく変わります。
たとえ、まったく同じ仕様で家を建てたとしても、人件費、広告費や上乗せ利益など、様々な理由から、価格に数100万円の差が出るというケースも。
そのため、家を建てる際は必ず複数の会社から見積もりを取り、よく比較検討するようにしましょう。
ハウスメーカーのキャンペーンを活用
ハウスメーカーの中には、決算前などに定期的なキャンペーンをおこなっているところが多いです。
キャンペーンによる値引きは、当然のことながら家の品質に影響を及ぼすということはないので安心できます。
こういったキャンペーンを活用することにより、適正価格よりも安い額で高いクオリティの注文住宅を建てることができます。
その他の値引き方法
その他の注文住宅の値引き方法として、以下があります。
●モニターになる
建築中の写真を資料に提供したり、家を見学会に利用させてあげたりすることで、割引価格になる場合があります。
●キャンペーンの時期をねらう
決算前等にキャンペーンを行うことがあり、この時期は割引価格で購入することが可能な場合があります。
●紹介制度を利用する
その会社で建てた知り合いやから紹介してもらうと、割引かれることがあります。
これらの方法を賢く利用することで、数十万から最大価格の1割以上を値引きされることがあります。
割引は1つ1つが少さい額だったとしても、積み重なると大きな差になることがあるため、細かくチェックしてお得に家を購入しましょう。
まとめ
注文住宅を建てるということは、そこにずっと長い期間住み続けるということ。
家を建てるまでよりも、住んでからの方が長い付き合いになることは間違いありません。
だからこそ、価格にばかり気を取られるのではなく、品質を一番に考えて家づくりを進めていきましょう。
値引き交渉をして安く建てることができたとしても、住宅の品質に問題があれば補強や増築などが必要になるケースがあります。
そうなった場合、長い目で見ると損をしてしまうことになります。
安易な値引きを提示するような業者も信頼しないようにしましょう。
結果的に値引き交渉に成功しても、そのような業者に建設を依頼してしまっては、満足のいく住宅が完成する可能性は低いです。
注文住宅を建てるときは、まず自分が本当にこだわりたいところがどこなのかを見極めることが重要です。
住宅会社を選ぶときにも、信頼できる住宅会社なのか見極めることも覚えておきましょう。
住宅は住む人にとって大切な宝物。
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