リビングにはスケルトン階段がおすすめ?住宅に合った階段を選ぼう
投稿日:2020.06.09
注文住宅を建てる時、階段を第一に考えるという人は珍しいかもしれません。
リビングやキッチンなどの他の箇所に比べると、階段の優先順位は低くなってしまいます。
しかし、階段のデザインは空間の雰囲気作りに大きく影響しています。
なぜなら階段は、動線が集中するポイントとして住居者の生活に深く関わっているからなんです。
階段の考え方を少し知っておくと、家づくりの選択肢が広がります。
そこで、注文住宅を建てる時に押さえておきたい5つのポイントについてご紹介します。
これから家づくりをプランニングしていくという方はぜひチェックしてください。
階段の種類
階段の種類はその形によって4種類に分けることができます。それぞれ安全性や昇り降りのしやすさ、設置にかかる費用が違うので、一つ一つのポイントをしっかりと押さえましょう。
●直階段
「直階段」は、一般的に住宅で最も多く使用されています。
名前の通りまっすぐで折り返しのない階段で、スペースも少なくて済むため、比較的費用が安いという利点があります。
ただ、少ないスペースで高さを出すために、急勾配になってしまうケースも多いため、特に高齢者の方や小さなお子様がいるご家庭は注意が必要です。
また、最近ではデザインが豊富で、スタイリッシュな雰囲気や階段のスペースを重視したデザインが人気ですが、手すりがないなど、安全面で心配なものもあります。
古くなっても住みやすい家にするためにも、手すりは必ずつけましょう。
●らせん階段
らせん階段は、螺旋状になった階段のことを言います。
映画の中に出てくるようなおしゃれな雰囲気で憧れてしまいますが、特徴的な形なので費用が高くなります。
また、ステップが三角形になることが多く、中心に近いほど階段のスペースが狭くなるという特徴があるので気をつけましょう。
形によっては、他の階段と比べると少ないスペースで済むため「直階段は嫌だけどスペースが少ないおしゃれな階段がいい」という場合におすすめです。
●かね折れ階段
かね折れ階段とは、途中でL字型に折れている種類の階段で、「踊り場」と呼ばれる小さなスペースがあるのが特徴です。
このタイプの階段は踊り場があるので、万が一足を滑らせてしまっても、下まで落ちてしまうという心配がなく、大怪我を未然に防ぐという効果もあります。
ただ、階段に踊り場と呼ばれる小さなスペースがある分、広い面積が必要になるため、費用も直階段よりは高くなる傾向にあります。
●折り返し階段
「折り返し階段」は「かね折れ階段」とよく似ていますが、L字型ではなくなだらかなU字型のスペースがあります。
踊り場があるので、かね折れ階段と同じように足を滑らせた際にも下まで落ちてしまうのを防いでくれます。
また、同じ高さの場合は、直階段よりも折り返しているタイプのほうがステップ数が多くなるため、階段の幅がゆったりとれるので安全と言えます。
●スケルトン階段
「スケルトン階段」は、踏み板と骨組みのみで作られている階段のことを言います。
段と段の間に板がないことから、「ストリップ階段」「オープン階段」と呼ばれることも。
木やアルミ、スチールなどを使って作られることが多く、部屋全体がヘルシーで優雅な印象になります。
特にリビングに設置する階段として、相性が良いと言われているタイプです。
そんなスケルトン階段についてみていきましょう。
リビングにはスケルトン階段がおすすめ
ここ数年「リビング階段」が注目されています。
リビングに階段を作ることでリビングを通らないと自室へいけないため、子どもの様子がわかるので安心できるなどのメリットがあります。
とはいえ、「リビングに階段ってどうなの?」「たくさんのスペースが必要だからリビングが狭くならないか心配」
という人もいるかもしれません。
確かにリビングに階段を設置すると、階段の圧迫感でリビングが狭く感じたり、暗さが目立ったりするケースがあります。
そこで今回はリビング階段におすすめしたい「スケルトン階段」のメリットとデメリットについてご紹介します。
スケルトン階段のメリット
- 室内に入り込む光を遮らないためナチュラルな印象
- 圧迫感を感じない
- 空気の循環を邪魔しない
部屋の明るさを重視したい方には特に「スケルトン階段」をおすすめします。
せっかく自然光を取り入れたリビング設計にしたのに、通常スタイルの階段のせいで奥の部屋まで光が入りにくくなるといった心配はありません。
スケルトン階段のデメリット
- 段と段の間に板がないため、深く踏み込んだときにスネ等をケガをしてしまう危険がある
- 同じように蹴込み板がないことによって子どもが隙間から落下してしまう危険がある
- 強度を確保するため、階段に使用する材料の費用が高い傾向にある
スケルトン階段を設けることにより、自然光の光で明るい空間をキープし続けることができます。
段と段の間に板がないことによる危険性はあるものの、フレッシュな空気の循環のとれたリビングで生活できるという利点もあります。
ご家族でじっくりと話し合って、満足のいく家になるようプランニングしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
階段をどの位置に配置するかということは、家全体の雰囲気に大きく影響します。
注文住宅の場合は特に、自由度が高い分、家族の生活スタイルなどに合わせて階段の場所を決めることが大切です。
ひと昔前は「玄関を入ると廊下に階段が設置されてある」という間取りが一般的でしたが、最近ではリビングに階段を設けるような間取りも多くなってきました。
リビングに階段を設置すると、必ずリビングを通ってから個室に行くという流れができるため、特に子どものいるご家族に人気の間取りとなっています。
ただ、リビング階段の場合は廊下に設ける階段とは違って、上下階がつながりのある空間になっています。
そのためリビングの空間を暖めたり、冷やしたりするためにはコストや時間がかかるということを覚えておきましょう。
家の中の温度調節について、家自体の断熱性や気密性、エアコンの位置や種類についても事前に建築会社に相談することをおすすめします。
最近のスケルトン階段は、段と段の間に板がないものや、横の壁がないひな段のように見えるオープンタイプのものもあります。
ご自身の生活スタイルに合わせたデザインを考えて、古くなっても満足のいく家になるようにプランニングしましょう。
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