憧れのビルドインガレージのメリットとデメリット
投稿日:2020.05.25
「マイホームには絶対ビルトインガレージが欲しい。でもやり直しが効かないし、後悔したらどうしよう」
「ビルトインガレージの設置を考えるときに注意しなければならないポイントは何?」
などと疑問に思われる方も多いかもしれません。
ビルトインガレージはよくアメリカの映画なんかでも出てきますし、家づくりをする上でいろんな意味で多くの方にとって憧れの要素のひとつではないでしょうか。
でも、家づくりは多くのひとにとって一生に一度の高い買い物。だからこそ、古くなっても住みやすいマイホームを建てたいですよね。
そのために、メリットとデメリットをしっかりと把握した上でプランニングしていきましょう。
そもそもビルトインガレージとは
そもそも「ビルトインガレージ」とは、建物の中に車などを駐車できるスペースを確保した住宅のことを指します。
ビルトインガレージは建物の中に駐車スペースを設けることから、会社によってはインナーガレージと呼ばれることもあります。
分かりやすく言うと「ビルトインガレージ」とは、建物の一階部分全て、または建物の一部をガレージとして使用する設計のことです。
ビルトインガレージを設置する理由
ビルトインガレージを設置する理由は何でしょうか。
1. ビルトインガレージを楽しむための空間にする
車やバイクを建物の中に仕舞えるようにすることで車やバイクを「インテリアの一部」として、いつでも眺めることが出来ます。
車やバイクをいじるスペースや、工場(こうば)として利用することも可能です。
2. ビルトインガレージを実用的な空間として使う
土地が狭いため駐車するスペースがない場合や、近くの駐車場を借りる場合と天秤にかけた時に、ビルトインガレージの方がコストが安く済むというケースがあります。
重い荷物を運ぶ機会が多い場合は特に、ビルトインガレージを採用すれば物を運ぶ距離が近くなるので、車で買い出しにいく機会が多い人にとってはとても便利な間取りです。
またビルトインガレージを採用すると車が建物の中に入ルため、防犯対策の面でも優れていますし、大切な車を雨や風から守ることが可能です。
ビルトインガレージのメリット
そんな「ビルトインガレージ」のメリットとは何でしょうか。
●敷地を有効活用することができる
「ビルトインガレージ」を作ることによって、限られた敷地を無駄なく活用することが可能です。
特に都市部では土地が狭いため駐車場や庭などのスペースを確保することが出来ないという声をよく耳にしますが、建物のスペースをそのまま駐車場として確保することが出来ます。
また敷地内に車を駐車できるため駐車場を借りる必要がないということもメリットの一つです。
●盗難の被害や雨や風などから車を守ってくれる
ビルトインガレージでは建物の中に車が入ります。
そのため盗難などの被害を限りなく防ぐことができるのも嬉しいポイントです。
また庭におく場合では屋根の設置が限界ですが、ビルトインガレージの場合は建物の中に車をすっぽりと収めることが出来るため、雨や風などの被害に強く、特に台風時における飛来物から車やバイクを守ることができます。
雪や台風などの被害を受け易い地域では特にビルトインガレージを採用することをオススメします。
また、いたずらなど車におけるトラブルを未然に防ぐことができるので防犯面でも安心できます。
●雨に濡れずに車に乗降り可能
特に雨の日の買い物などにビルトインガレージは最適です。
建物の中に駐車スペースがあるため、雨に濡れることなくゆっくりと車に乗降りすることが出来るため、買い物に出かける機会が多い人や家から荷物を運ぶ機会が多いという方にオススメです。
また、小さなお子様がいるご家庭や、介護が必要なご高齢の方がお住いの場合は、天候を気にせずゆったりと乗り降りすることが出来ます。
居住スペースから直接出入りできるように設計すると荷物の出し入れや人の移動が非常に楽になる為、日々の生活をより快適に過ごすことが出来ます。
●趣味部屋として使うことが出来る
ビルトインガレージは趣味部屋として使用することもできるのをご存知でしょうか。
愛車をおいたり、バイクなどの愛車を改造したり、趣味の機械いじりを誰にも邪魔されることなく存分に楽しめます。
さらに間取りを工夫し、工具や釣り道具、サーフボードなどをおくことで自分だけの秘密の隠れ家的スペースに作り上げることも出来ます。
また比較的広い土地でビルトインガレージをつくる場合は、一階にリビングを設置し、リビングからビルトインガレージを眺めることが出来るようにすることで、車をインテリアとして楽しむこともできる遊び心満載のスペースになります。
ビルトインガレージのデメリット
ビルトインガレージのメリットをご紹介しましたが、デメリットはどのようなことがあるのでしょうか。
■玄関など間取りの配置が限られる
ビルトインガレージの間取りにすると1階部分のスペースの大部分が駐車スペースとして奪われてしまうことになります。
敷地が広い場合は問題ありませんが、一般的に多い間取りの1階にリビング、キッチン、バスルームを場合によっては2階以上に設けることが必要です。
■構造上バランスの悪い家になり強度が悪くなる
ビルトインガレージの家は、開口部を大きくとるため、特に木造住宅の場合は「ビルトインガレージ」にする際には特殊なフレームを使う必要があります。
強度の関係上、木造住宅ではビルトインガレージを採用することが出来ない場合があるので事前に確認しておく必要があります。
■車の排気ガスのニオイがたまりやすい
ビルトインガレージはある程度密閉した空間であるため、その構造上、車の排気ガスやニオイなどが溜まり易いという特徴があります。
ビルトインガレージを設置する場合は頻繁に換気をする必要があります。
車はエンジンをかけると排気ガスが出ますよね。
そのため、排気ガスが溜まらないような空気の逃げ道をガレージ内につくることが大事な要素のひとつになります。
■車の音や振動が気になる
ビルトインガレージでは建物の中でエンジンをかけることになります。そのため防音対策は必要不可欠です。
車の車種にもよりますが、想像以上に車やバイクのエンジン音は建物の中に響くもの。
またガレージをどんな用途として使うのかにもよりますが、ガレージの中で作業をしたいのであればそれに耐えられるだけの土間の強さ、天井の補強、また広さが必要です。
さらにガレージの上がリビングだった場合は音も振動も上の階に伝わってしまうため、ガレージの隣にリビングなどを設置した場合はしっかりと防音対策を行いましょう。
まとめ
ビルトインガレージの楽しみ方は人それぞれ。
趣味として使う場合もあれば、実用的な面にひかれて設置するケースもあります。
ビルトインガレージは後から変更することが難しいので、よく検討した上で決定しましょう。
またビルトインガレージは構造が一般の建物と違い特殊となるので、ビルトインガレージが得意な設計士さんや工務店などに相談してみましょう。
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