新築の注文住宅で失敗しない床材の選び方
投稿日:2020.05.12
新築の家のプランニングをしている時「床材の種類がありすぎてどれにするか迷う」という方も多いのではないでしょうか?
オシャレな床材にしたいけどお手入れのしやすさが気になるという方もいらっしゃるかもしれません。
特に水回りや子供部屋など、汚れやすい場所の床材は悩んでしまいますよね。
そこで今回は、床材ごとの特徴と選び方のポイントをご説明していきます。
床材の種類と特徴
床材が採用される箇所は一般的に下記が多いです。
・木材
・タイル
・畳
・カーペット
・クッションフロア
それぞれの特徴と、メリット・デメリットを一つ一つチェックしていきましょう。
●木材
最近の住宅の床材は、ほとんどがフローリングとなっています。
フローリングには「合板フローリング」と「無垢フローリング」の二種類がるのをご存知でしょうか?
- 合板フローリング
合板フローリングとは、二層以上になっている床材のことを言います。
名称はメーカーによって違っており、複合フローリング、カラーフローリング、高耐久フローリングと呼ばれることもあります。
また、合板をベースに薄く表面材を貼ったものが多く、表面材の素材としては、薄くカットした木材や木目調のプリントがされたシールのようなシートになっています。
中には「木目調のプリントはニセモノっぽく見えるのでは?」と思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、近年の印刷技術は発達しており、まるで本物の木のような風合いで、近くで見てもプリントとは思えないぐらい進化しています。
お手入れがしやすい製品が多いため掃除が楽なことと、傷つきにくいためメンテナンス費用がかからない、など丈夫さや扱いやすさがメリットです。
- 無垢フローリング
無垢フローリングとは木から板を切り出したタイプ。
層は一つしかないため、単層フローリングとも言われています。
素材としては、杉やヒノキ、松、パイン、オーク、ブナ、チークなどが挙げられます。
無垢フローリングは「木」そのものなので、年を経るにつれて色合いや木目の変化を楽しめるのが大きな魅力です。
また、特徴である低熱伝導率により、素足でもヒヤッとせずに過ごすことができるだけでなく、お部屋の湿度によって空気中の水分を吸放出し、一定に保つ調湿作用の効果もあるんです。
●タイル
タイルは硬い素材でできていますので、家の中というよりは玄関や土間に向いていると言えます。
ひんやりとした感触なので、素足で触れないスペースに使われることが多い素材ですが、最近ではキッチンの床の一部分だけタイルを取り入れるという北欧スタイルの住宅も増えています。
水に強く、水を流してゴシゴシとデッキブラシなどで磨くこともできるので、メンテナンスの方法で悩む必要はありません。
●畳
畳は感触が柔らかく、寝転んでも体が痛くなりにくいという特徴があります。
また、い草の独特の香りで気持ちが落ち着くという方も多いのではないでしょうか。
デメリットとしては、日焼けや毛羽立ちができること、またそれによってメンテナンスを頻繁に行う必要があることや、新しい畳は湿気が多いとカビが発生してしまうことなどが言えます。
●カーペット
ふかふかとした感触のカーペットは、柔らかく、空間に暖かみのある雰囲気を作り出すことができます。
遮音性も高いため、階下への音が気になる場合にも効果的です。
保温性が高くクッション性があるため、小さいお子様のいるご家庭、足腰が弱い高齢の方がいる家庭にもオススメです。
食べ物や飲み物をこぼしたときなどに掃除がしにくいことがデメリットと言えます。
●クッションフロア
防水性の高い素材で汚れが拭き取りやすいこと、施工が簡単なので費用が安く済むことが嬉しいポイントです。
デメリットは、素材がビニールなのでやや安っぽく見えてしまうことと、シミができたときに汚れが落ちにくいということ。
ただ、最近は改良がされており、無地のものから木目調のもの、タイルやコルク風のもの、高級感ある大理石柄など、本物っぽい質感のクッションフロアも増えてきてバリエーションが豊富になりました。
場所別の床材の選び方
「床材をすべて統一しないといけない」と、思い込んでいる方も多いですが「床材は使い分けること」をオススメします。
水回りや子ども部屋、寝室、リビングなど、部屋の箇所によって使い方や使用頻度は変わってきます。
それぞれのライフスタイルに合った床材を採用しましょう。
お部屋別に向いている床材をご紹介しますので、チェックしてみて下さい。
【洗面所・トイレ・脱衣所】
水に強いクッションフロアが向いています。
フローリングを使うこともありますが、年数が経つと木が毛羽立ってきたり、水に濡れた部分の塗装が剥げてくることがあるんです。
そのため、合板フローリングや、無垢フローリングなら表面塗装をしたものを選び、濡れたときはすぐに拭き取ったり、マットを敷くなどしたりして、水濡れや汚れが付きにくいように心がけましょう。
【キッチン】
フローリングやクッションフロアがオススメです。
リビングダイニングの場合は、キッチンはクッションフロア、ダイニングはフローリングといったように使い分けることもできます。
最近ではスタイリッシュで水に強いタイルを採用される方も多いです。
【リビング】
ソファやテーブル、イスなど重い家具を置くリビングには、へこみにくいフローリングが向いています。
リビングにくつろぎスペースが欲しい場合は、小上がりの和室を作ることもオススメです。
【寝室】
汚れにくい寝室にはあたたかみのあるカーペットをチョイスしてみてはいかがでしょうか。
保温性がある素材なので、起きてベッドから床に足を付けたときにふんわりと包み込んでくれます。
アレルギーが気になるという方は、ほこりが舞いにくいフローリングがオススメです。
【子ども部屋】
クレヨンやマジック、砂、皮脂などで部屋が汚れてしまう可能性が高い子ども部屋には、フローリングが向いています。
合板フローリングなら汚れも拭き取りやすく、掃除が楽に行えます。
逆にカーペットは掃除がしにくいのでオススメしません。
【玄関】
土やほこりがたまりやすい玄関には、タイルや石など硬い素材が向いています。
タイルや石は水に強いので、掃除の際に水を流すこともできるため衛生的にもGOOD!
気持ちもさっぱりとしますね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
床材には、木、タイル、畳、カーペット、クッションフロアなど様々な種類があります。
家の床材は全て統一する必要はありませんので、床材の性質による向き・不向きを考慮しましょう。
床材の特徴やライフスタイルに合わせて、失敗のないようしっかりとプランニングしましょうね。
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