「線路沿いの家」はデメリットだけじゃないって本当?
投稿日:2020.04.13
マイホームを考えていて、「日当たりもが良さそうで、周囲の環境もいい土地を発見!」さらに「人通りも多く、深夜の帰宅でも安心。」
そう思って詳しく土地情報を見てみると、場所が線路の近くだったという方もおられるのではないでしょうか。
騒音や振動は大丈夫か疑問に思ってしまいますよね。
そんな「線路沿いの家」についてのメリットとデメリットをご紹介します。
線路沿い家のメリットとは?
- 駅が近い
これは一番のメリットとも言えるのではないでしょうか。
駅が近いと、通学や通勤、また買い物の利便性が高くなりますよね。
駅の周囲には便利な施設がそろっていることが多く、遠出して買い物をする必要がないため、とても便利です。
バスが集中するのも駅周辺ですので、交通環境も整っていることが多いのも嬉しいポイントです。
また、雨が降っている日に駅まで歩くときにあまり濡れないため、通勤時に傘をあまり使わないという方もいるようです。
- 日当たりが良い
線路があることにより、ある程度の空間が確保されます。
四方を高層建築物に囲まれる状況がなく、日当たりが悪すぎるということはまずないと言えます。
(ただし都会の中心街では、線路の向かい側に大規模な建築物がある恐れがありますので周囲の環境を注意して確認しておきましょう)
土地を見に行く際に、周囲の建造物や方角も意識することをおすすめします。
- 道が明るくて人通りが多い
夜中の帰宅に不安を感じる方も多いのではないかと思います。
線路沿いの家は、奥まった住宅街と比較すると道が明るい傾向があります。
夜間でも営業している店や、道路の照明も多く、駅と駅を繋ぐ主要道路では人通りも多いため夜間の外出でも安心感があると言えます。
夜に外出することが多い方や、お仕事で帰宅が遅くなる方などにオススメです。
線路沿いのデメリットとは?
- 騒音と振動
これは一番大きなデメリットと言えます。
周囲が騒がしければ、落ち着いて生活することができませんよね。
電車が通るたびに揺れていると、不安に感じますし、小さなお子様がおられる場合は特に、睡眠時間が妨害されてストレスになってしまいます。
ただ、線路沿いの家すべてが騒音や振動に悩まされる訳ではないんです!
防音対策を十分に行ったため、実際に引越しをしたら意外と騒音被害に遭わなかったというケースもあります。
反対に、「駅から離れており、家を見たときは気にならなかったけど、実際に生活を始めたら周りがうるさく感じた」という方もいます。
騒音の有無は、資料だけでは分からないことが多いので、音が気になる方は引越しの前に現地の状況をしっかりと確認する必要があります。
- 外からの視線が気になる
電車沿いに家を建てた場合、駅に向かう人たちやホームで電車を待っている人たちの目線が気になってしまうというデメリットもあります。
大開口窓などを採用した住宅を考えている方はストレスに感じてしまうという場合もありますので、少し考え直した方がいいかもしれません。
家を設計する前に確認すること
- 始発や終電の時間をチェック
始発から終電の間は、断続的に電車が通りますよね。
夜勤や在宅やリモートで行う仕事をされている場合など日中の自宅滞在率が高い人は特に注意しましょう。
ただ、貨物列車などは深夜でも動いていることがあるのでその辺りの細かい確認も必要です。
疲れて帰宅して眠った後に、貨物列車の音で目が覚めてしまう、という状況を避けるためにも後悔のないように確認しておきたいですね。
- 1日に通る電車の本数
15分に1本間隔で電車が通る駅と、1日に10本しか電車が通らない駅とを比べると、事情が大きく違ってきます。
同じ線路沿いでも騒音の被害に差が出てきますよね。このように、状況に応じて考えることも必要です。
- ベランダの方向を考える
ベランダを、道路や線路に面して設置してしまった場合、ほこりや鉄粉などが気になるといった方も多いです。
また、電車内から洗濯物が見られているようで、気分が良くないと思う方も。
プライバシーの保護という観点からも、ベランダの方向は業者の方に任せっきりにせずチェックを欠かさずに行いましょう。
オススメの3つの防音対策!
線路沿いの家に欠かせない防音対策。どんな対策方法があるのか具体的に見ていきましょう。
- 背の高い家具を壁際に設置
家具の配置を工夫することであっさり防音問題が解決することもあります。
背の高い家具を壁際に設置することで、防音効果が得られるということを覚えておきましょう。
本棚やタンスなどに物を詰めて置いておくと、より効果があります。
遮音シートや防音パネルと組み合わせる方法もありますよ。
一つ一つは効果が低くても、重ねることで高い効果を発揮するが可能になります。
- 遮音シート
壁に遮音シートを使用することで防音効果が得られます。
主に物件を建築する際に使用される建材ですが、壁に貼ることもできますよ。
少々華やかさに欠けることが気になる方は、きれいな壁紙を利用してデザインを楽しむことも可能です。
また防音パネルも有効。大きな工事もなく取り付けられますので、すぐに対応したい人にはオススメの方法です。
- 防音カーテンと隙間テープ
窓際に防音カーテンをつけるという方法もあります。
もちろん、カーテン1枚で騒音の完全シャットアウト出来るのかと言われるとそれは難しいと思いますが、遮音シートなどと一緒に使うことで改善が見込める場合があります。
また隙間テープも有効です。
窓を閉めただけでは隙間ができてしまうという際にとても役立ちます。
防音カーテンと組み合わせると、さらに効果が上がりますよ。
騒音問題は日々の生活の中で蓄積されてストレスになってしまいますよね。
ご紹介した方法を試してみても、どうしても改善されないという場合は、大家さんや不動産会社に相談されて下さい。
工事が必要ですが、窓を二重構造にすることなどで騒音被害を抑えられる可能性があります。
線路沿いに家を建てた方の感想
「駅近なので駅前には、飲食店やスーパーなども揃っています。小さい子どもがいるので毎日のスーパーに遠出しなくて済むので助かります。」
「私が特別、騒音に鈍いわけではありません。
むしろ田んぼだらけの田舎育ちなので、音には敏感です。
結婚するまで人と寝られないほど神経質でしたが、たまに電車の音が聞こえても次第に慣れるんですよね。」
「高校生の娘がおり、塾などで帰りが遅くなっても駅から近いので安心できます。
夜道が暗いと毎日送り迎えをしないと心配になってしまうので、助かります。」
朝型の人は線路沿いに家を建ててもOK
線路沿いの部屋は、利便性は高いものの騒音や振動などの問題も伴います。
でも、「線路沿いの家」=「悪い土地」と決めつけるのは早いですよね。
最も電車の通りが多くなるのは日中ですので、お昼間に寝るような生活スタイルの人でなければそこまで気にならないかもしれません。
騒音がどの程度か気になる方は、実際にその土地に行って確認してみましょう。
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