建てるなら賃貸併用住宅?知らなかった意外なメリット3つ!
投稿日:2020.08.19
「賃貸併用住宅」のいいところは、快適に暮らしながら賃貸収入も手に入るということ。
最近特に注目されている住宅タイプの一つなんです。
賃貸併用住宅とは
「賃貸併用住宅」は、1つの建物を自宅と賃貸住宅で併用している建物のこと。
「二世帯住宅」のイメージに近いタイプの建物をイメージすると分かりやすいですね。
賃貸併用住宅は、ローン負担を軽減したい若い世代だけでなく、子どもが独立して生活空間の余ってしまった家を建て替えたいと言われるご夫婦からも注目されているんです。
玄関は別で設計されているため一定のプライベートは十分に確保することが可能です。
また建物への入口や庭、駐車場、郵便受け等もアパートの部分と分離して配置する方も多いです。
「賃貸併用住宅」の正式な定義はありませんが、建物のうち半分がオーナーの住宅、もう半分はアパートというスタイルが人気です。
建物の半分が自宅となっている建物が多いのは、大手の銀行が土地の半分以上を自宅とする賃貸併用住宅であれば、住宅ローンの貸出要件としていることが理由です。
(但し、銀行によっては要件として自宅を25%以上50%未満としているところもあります)
賃貸併用住宅のメリット5つ!
次に賃貸併用住宅の5つのメリットについてご紹介します。
1. ローン負担の軽減が可能
賃貸併用住宅は、住宅ローンを使って建てられるという特徴をが持っています。
賃貸併用住宅は、建物の半分が自宅で半分がアパートとなることが一般的です。
通常、建物全部が自宅であれば、住宅ローンの全てを自分の給与の中から返済する必要があります。
一方、賃貸併用住宅の場合は、半分がアパートとなるので家賃収入が入るんです。
アパート部分の家賃も住宅ローンの返済原資とすることができるので、自宅部分の住宅ローンの返済負担を軽くすることが可能になります。
そのため、賃貸併用住宅では、自宅部分のローン返済の負担が、通常の自宅よりも軽くなるということを覚えておきましょう。
アパート部分の収入ができることによって、資金のゆとりができるのが嬉しいですね。
2. 自主管理ができる
賃貸併用住宅では、自主管理ができるということも大きなメリットです。
通常、離れた場所でアパートを経営すると、不動産会社に管理を委託しますよね。
離れた場所にあるアパートでは、例えば「給湯器が壊れてお湯が出ません」といった緊急時のトラブルに対応することができません。
そのため、離れた物件は管理を不動産会社へ委託することになります。
でも、すぐ隣に住んでいれば、自分たちで管理することができますよね。
自分たちで管理をすることができれば、不動産会社へ支払う管理委託料を削減することが可能になります。
管理委託料は、賃料の5%程度が相場ですので、もし自主管理をすれば、通常のアパート経営よりも5%の収益を向上させることができるんです。
また、自主管理を行うことによって、入居者と顔の見える関係を構築することができるので良好な関係を築くことができます。
それにより、退去が少なくなるというメリットに繋がります。
最近のアパート経営では「いかに今の入居者に長く居てもらうか」という点が、経営を成功させるための重要な鍵を握っています。
入居者に長く住んでもらえるようにする対策の一つとして、「入居者と挨拶を交わす」ということが言われています。
賃貸併用住宅は、入居者ととても近い関係にあるため、入居者との人間関係を構築しやすい理想的な形です。
自主管理で収益性も向上させ、なおかつ、入居者との人間関係も構築しやすいのは嬉しいメリットですね。
3. 相続税対策となる
賃貸併用住宅は、建物の半分をアパートにするため相続税対策になります。
もし、敷地の半分をアパートとして使っているということであれば、半分は賃貸部分として認められ、相続税の評価減を受けることが可能となります。
賃貸物件は「入居者がいるため自宅とは違い、自由に使えない部分がある」という理由で、権利が制約されますよね。
相続税の評価では、賃貸物件は権利が制約されているため、自宅よりも価値が劣るとされています。
そのため、自宅と比べると財産の評価額が下がります。
財産の評価額が下がるということは、相続税の対象となる財産が減り、その分、課税される相続税も減額となります。
賃貸併用住宅では、アパート部分に相当する建物と土地に、それぞれ評価額を下げることができる特例が適用されるのでアパート部分の建物は、借家権割合による評価減を受けて自宅部分よりも30%評価額が下がります。
賃貸併用住宅では、全てを自宅にしてしまうよりも、賃貸住宅の部分だけ相続税の評価額を下げることができるため、相続税対策となるメリットがあるんです。
賃貸併用住宅を建てた方の感想
実際に、賃貸併用住宅を建てた方の感想をみてみましょう。
賃貸があるおかげで
我が家には月93,000円の収入が入り
かなりのローン負担減になっています。
また、もしも
主人に万が一のことがあった場合、
主人のローンは団信の保険でチャラになるのに加え
賃料収入は引き続き得られるので
収入保障の生命保険と同等の役割を成してくれます。
賃貸があるおかげで
我が家には月93,000円の収入が入り
かなりのローン負担減になっています。
また、もしも主人に万が一のことがあった場合、
主人のローンは団信の保険でチャラになるのに加え
賃料収入は引き続き得られるので
収入保障の生命保険と同等の役割を成してくれます。
賃貸併用住宅にして、とても良かったです。1階を賃貸スペースにしていますが、今の入居者さんはビジネスで利用されていることもあり、私が自宅に居る時間とリズムが違うのもありますが、気を遣わずに過ごせています。
賃貸収入があることで住宅ローンの負担も大幅に軽減されていることも助かっています。
設計期間が楽しかったので、また家づくりをしたいなと思いますね。
その時は、今回できなかった木造4階建てを叶えたいです。
まず結論からですが、2年間経ってみて、「賃貸併用住宅を建てて良かったか?」と問われれば、間違いなくイエスと答えます。
理由はとてもシンプルで、
・毎月の家賃が無料になる(住宅によるが私の場合は実質無料になっています)
・大家さん業はそこまで大変ではない
・ずっと空室ということはなさそう(リスクは低い)
・確定申告もそこまで大変ではない
という理由からです。
普通の戸建住宅と比べれば、賃貸併用住宅は大きなメリットがあるものだと思いますよ。
なにしろ家賃収入がありますので。
賃貸住まいだった時は家賃や更新料で毎年100万円支出していたのがなくなり、プラスまで出ています。
プラスの分をどうするかはその人次第と思いますが、私は年数が経過した時の建物の補修や、設備更新などのために、積み立てるようにしています。
つまり、そういう積み立てをしておくこともできる訳ですね。
まとめ
「賃貸併用住宅」は、家づくりの際の選択肢のひとつ。
特に人口密度の高い人気のエリアでは「お金を生む家」として家計に潤いをもたらしてくれるかもしれません。
賃貸併用住宅にしようと考えている方は、お伝えしたメリットを踏まえた上で、納得のいく決断をして下さいね。
もう少し詳しく聞きたい、まだちょっと不安があるという方は、ただいま無料でお家づくりに関する相談を承っております。
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