不動産仲介の必要性
投稿日:2020.12.01
マイホームの窓口祇園店 溝渕です。
今回は不動産仲介業者。
つまり一般的に「不動産屋さん」と言われている方々の必要性を簡単にご説明していきたいと思います。
まず、土地情報を知りたいと思ったり、中古物件を見たいと思ったりした時にどうするかを考えた時、やはり不動産屋さんがないと不便です。
当然の事ではありますよね。
不動産屋さんがなければ、時間をかけて自分で歩いて希望のエリアを歩き回って土地を見つけなくてはいけませんし、値段や手続きの問題で買い手は勿論、売り手も困ってしまいますから。
その上で、良い土地が手に入るかどうかは別問題なのです。
ネットで出ている土地情報も不動産屋さんが居て初めて成り立っているので、やはり「不動産の情報獲得」については、不動産屋さんを通すのが一番効率の良い方法です。
とはいえ、不動産屋さんを通すと間違いなくかかると言っても良いのが「仲介手数料」です。
仲介手数料の相場は物件価格にもよるのですが「物件価格の3%+6万円(税別)」です。
決して安くない金額ですが、何故、不動産屋さんを通すのでしょうか?
その理由は色々あるのですが、個人的に「これが一番大きい」と思っている理由は、「リスク回避」です。
以前のブログでも紹介しましたが、不動産の持ち主は決して1人とは限りませんし、立地環境によっては使い方を限定される土地もあります。
個人間で売買をすると、各種情報の行き違い、価値観の違いなどで大きなトラブルになってしまう事もあります。
書面で取り交わしていない約束なども「言った、言わない」の水掛け論になってしまうなどのトラブルに発展する可能性があります。
不動産屋さんは、そういったリスクの回避は勿論、万が一そういったトラブルが起きてしまった場合の対処ができるのです。
それだけではありません。
不動産の取引には各種書類の準備や関係機関へ出向いての手続きが必要である場合もあります。
書類が揃わなくては売買が成立しないので、ノウハウが必要になってきます。
書類も一辺倒ではなく、その方の状況に合った書類を作成します。
買い手や売り手の状況を把握し、トラブルを見越して、それに対処できる書類を準備したり、各種関係機関に出向いたり、物件の調査をしたりしているのです。
いわば「裏方」の様な動きが大変に多いお仕事なのです。
個人間での不動産取引は、小さなトラブルだったものが、やがて大きなトラブルに発展し、裁判沙汰になってしまう事もあります。
そうなれば、時間とお金がもったいない上に後味が非常に悪いです。
価値観にもよるかもしれませんが、リスク回避のための必要な出費と思えば、仲介料は妥当と言っても良い金額なのではないでしょうか?
少しでも参考になれば幸いです。