家「に」できるウイルス対策
投稿日:2020.04.12
マイホームの窓口祇園店 溝渕です。
新型コロナウイルスの影響が日々大きくなっていくのを感じます。
そんな中だからこそ、と言っていいのか分かりませんが「家にできるウイルス対策」を書いてみようと思います。
「家でできる」ではなく「家にできる」なので、性能や考え方のご紹介となります。
その上で、ある程度戸建にフォーカスし、3つの特徴を挙げてみようと思います。
家の抗ウイルス性能1 「家族以外がいない」
マンションやコーポといった場所に必ずあるのが「共有スペース」です。
大きなマンションになればエレベーターもあります。
当然住民の皆様とご関係者様がご使用になる物ですので、色々な方が使われる可能性があります。
その分「接触感染」「飛沫感染」「エアロゾル感染」の可能性が高いと考えるのが自然です。
そういう意味では、ウイルスに感染してしまう確率は戸建に比べると上なのかな、と感じます。
家の抗ウイルス性能2 「プラズマクラスター付24時間換気システム」
現在の建築基準法には「24時間換気ができないといけませんよ」という項目があり、家の中には必ず換気設備があります。
もともとはシックハウス対策で平成15年に定められたものですが、現在では、その換気設備にプラズマクラスターがついた物もあります。
プラズマクラスターとはアレルゲンやウイルスを除去する機能で、その機能が付いた空気清浄機もございます。不安な方は今から購入するのも良いかもしれません。
ただ元から付いているのに越した事はないという方は、換気機能に付けても良いと思います。
家の抗ウイルス性能3 「抗ウイルス技術」
あまり知られていない物ではありますが、ウイルスを除去する塗料という物があります。
床や内装材に使う物なのですが、室内照明や自然光などに反応し、ウイルスの除去をしてくれるという性能を持っています。
「可視光型光触媒」という技術で、従来は「紫外光」という高エネルギーな太陽光にしか反応できなかったのですが、最近室内光でも反応できる用になったという新しい技術です。
1時間で細菌・ウイルスの99.99%不活性化できるというデータがあります。
その他、壁紙にも「抗ウイルス壁紙」という物があり、ウイルスを不活性化させて分解する機能を持った壁紙があります。実際に医療や福祉の現場でも使われています。
以上3つのウイルス対策が、家にはできます。
抗ウイルス技術や考え方のご紹介でもあるのですが、実はこれ、「家づくりのコンセプト」にも通じます。
「何にどこまで予算を割り振るか」、「どういった機能が欲しいのか」、「どんな環境が良いか」を決めていくという事です。
特に「家を作る」という過程から関わる注文住宅であれば「コンセプト」をしっかり反映させる事ができます。
コンセプトは当然、人それぞれ違います。
それを考えたり、理想に近づけたりするのが大変でもあり、楽しくもあります。
大変な部分をサポートさせていただければ幸いです。